News Pickup

ニュースピックアップ

2026.9.23

貿易

政策

政治

経済

ベトナム・米国、相互貿易協定の最終合意に接近

ベトナムのトー・ラム書記長・国家主席は9月21日、ニューヨークで米通商代表部のジェミソン・グリア代表と会談した。両国の交渉団は相互貿易協定をめぐる協議で大きく前進し、最終的な合意に近づいていると確認された。

トー・ラム氏は、経済、貿易、投資が両国関係の重要な柱であり、企業や国民双方の利益に直結すると指摘した。ベトナムはこれまで、米国製品の購入拡大などを通じて貿易の均衡化に取り組んできた。

グリア代表は、ベトナム側の取り組みを評価し、両国の交渉団が多くの努力を重ね、立場の隔たりを縮小してきたと述べた。

両国は複数回の交渉を行い、2025年10月には「相互的、公正かつ均衡の取れた貿易協定の枠組みに関する共同声明」を発表することで合意した。同声明では、非関税障壁、デジタル貿易、サービス、投資、知的財産、持続可能な発展、サプライチェーンの強靱化などが主要な協議項目として示されている。

2025年の両国の貿易総額は約1,725億ドル(約26兆3,500億円)に達し、ベトナムの対米輸出は1,530億ドル超(約26兆円)、米国からの輸入は193億ドル(約3兆2,900億円)となった。2026年1~8月の貿易総額は1,374億ドル(約22兆1,000億円)に達し、ベトナムの対米輸出は1,220億ドル(約20兆7,000億円)、前年同期比23.2%増、米国からの輸入は154億ドル超(約2兆6,300億円)、同26.8%増となった。

※円換算は、ベトコムバンクの為替レート1 JPY=170.43 VNDを基に算出した。

両国は今後、相互の利益の均衡、対話、情報共有を維持し、貿易関係の安定と長期的な発展を目指す。ベトナムは米企業の国内での生産・事業拡大を促すとともに、米国製品のベトナム市場への参入を引き続き促進する方針である。