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2026.9.18

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日本企業とデジタル農業分野で協力拡大

ベトナム大手の通信グループであるVNPT傘下のVNPT-ITは2026年9月17日、ハノイでNTT e-MOI、ニイヌマともファーム、NTTアグリテクノロジーと協力覚書を締結した。ベトナムのデジタル技術と日本側の農業技術、生産経験、市場知識を組み合わせ、農産物の品質管理と日本市場への販路開拓につなげる方針である。

各社はこれまで、ベトナムの生産地や農場を視察し、日本市場の需要や品質基準に対応する農産物の開発可能性を協議してきた。バナナ、赤肉ドラゴンフルーツ、マンゴー、野菜などを、日本向け販売の候補として検討している。

協力の基盤となるのは、生産から製品までのデータを一元的に管理する仕組みである。VNPT-ITの農業向け基盤「VNPT Green」や農場管理、トレーサビリティー(生産履歴の追跡)、IoT、データ監視、デジタル地図などを活用し、生産工程のデジタル化を支援する。電子署名、電子契約、電子請求書、取引支援プラットフォームなども、農業バリューチェーンのデジタル化を補完する手段となる。

重点は、技術の導入に加え、品質や産地を確認できるデータを蓄積・連携することにある。品質、食品安全、生産基準、トレーサビリティーが重視される日本市場への対応に役立てる考えである。

役割分担では、VNPT-ITがデジタル基盤の開発、システム統合、ベトナム国内の関係者との連携を担う。日本側では、NTTアグリテクノロジーがスマート温室や精密農業、デジタル農業の知見を提供する。ニイヌマともファームはベトナムで日本基準に沿った農業生産を実施しており、NTT e-MOIは技術コンサルティングやソリューションの開発・統合を担う。

今後は、具体的な協力モデルを検討し、生産地の品質向上と管理工程の整備を段階的に進める。日本市場の要求への対応を通じ、将来の商取引につなげる方針である。