ベトナム政府は、地点識別に関する政令を公布した(第326/2026/NĐ-CP号)。2026年9月1日から、各地点に全国共通の固有コードを付与し、国家電子身分証明アプリ「VNeID」上で公開情報を確認できる仕組みを導入する。
1.各地点に唯一の識別コード
地点識別コードは、地点識別データベースが生成する12桁の数字である。一つの地点に一つのコードを割り当て、全国での重複を防止する。コードは長期的に維持され、各種データベースとの連携や情報共有に使用される。
道路など線状の施設については、起点、終点、交差点、行政区域との境界などを基準に地点を特定する。
2.全国統一データベースを構築
地点識別データベースは、全国で集中管理される国家データベースである。国家データベースおよび分野別データベースの情報を継承し、関係機関がデータの確認、標準化、収集、同期を行う。
主な登録情報は以下のとおりである。
・地点識別コード、識別対象、住所、アクセス経路、郵便番号
・国家座標系VN-2000または世界測地系WGS-84による座標(位置情報を数値で示す測地基準)
・土地使用権証明書に関する情報
・使用中、使用停止、移転、構造変更などの稼働状況
・地点の構造、名称、三次元地理空間情報、識別標識
・管理機関、所有者および利用者に関する情報
地点識別制度は、既存の行政機関の管理権限を代替するものではなく、国防、安全保障、国家機密および個人・組織の権利を保護しながら運用される。
