ベトナムの主要都市(ハノイ、ホーチミン、ダナン)において、ピングループ、BRG、タイホールディングス、サングループ等の大手不動産デベロッパーによる高さ500m超の超高層ビル建設構想が相次いで浮上している。現在国内最高(461.2m)の「ランドマーク81」を超えるプロジェクトが計画されており、総投資額は数百億米ドル規模に達する。
1. ハノイ市内の主要プロジェクト
● Hanoi Twin Towers 99(568m・99階): タイホールディングス、キムリエン観光、タイソン(ピングループ傘下)による連合体が提案。投資額約30億〜35億米ドル(約4,557億〜5,316億円)。敷地面積34,936m²、地上99階・地下6階、延床面積約880,000m²の複合施設で、世界最高のツインタワー(568m)を目指す。2026年9月着工、2030年第3〜第4四半期完成を予定。
● Smart City Financial Tower(639m・108階): BRGグループと住友商事の合弁事業「ハノイ北部スマートシティ」(総投資額42億米ドル / 約6,380億円)の中核施設。ドンアイン県に位置し、完成すれば東南アジア最高峰級となる予定で、2025年8月に着工済み。
2. ホーチミン市およびダナン市の主要プロジェクト
● Vinhomes Green Paradise 108階タワー(ホーチミン市): カンゾー区の海上埋立都市開発(総投資額110億米ドル / 約1兆6,710億円)内に建設される108階建てタワー。概算投資額は約10億米ドル(約1,519億円)で、2025年4月に着工済み。
● トゥーティエム国際金融タワー(99階・ホーチミン市): ソヴィコ・HDBank連合体が99階建て複合タワー(投資額約18.4億米ドル / 約2,795億円)を提案。また、REE・HFIC・ヴィナキャピタル連合体も同地区で99階建てタワー(約11.5億米ドル / 約1,747億円)の検討を申請している。
● Empire 88 Tower(88階・ホーチミン市): エンパイア・シティ合弁会社(ティエンフオーク、チャンタイ、ケッペル、ゴー・キャピタル)による14.5haの複合開発計画(総投資額約12億米ドル / 約1,823億円)。一部住宅街区は完成済みで、行政手続きの完了後に88階建てタワーの建設に着手する予定。
● Da Nang Downtown Tower(408m・69階・ダナン市): サングループが2025年8月に着工した「ダナン・ダウンタウン」(総投資額約80兆ドン / 約4,589億円)内に建設される複合タワー。中部で最高、国内第2位の高さとなる予定。
※注:ベトコムバンク公表の販売レート「1 USD = 26,480.00 VND」、「1 JPY = 174.31 VND」に基づいて算出
