ハノイ市共産党委員会のチャン・ドゥック・タン書記は、2026年の経済社会目標を完全達成するため、下半期に革新と強い意志を持って取り組むよう指示した。市は2026年通年の域内総生産(GRDP)成長率目標である「11%以上」を据え置き、下半期に開発を加速させる方針である。
1. 2026年の主要経済社会目標
ハノイ市が掲げる今年度の主な開発目標は以下の通りである。
● 経済成長と貿易:GRDP成長率11%の達成、および輸出額12%増。
● マクロ経済の安定:インフレ率を4.5%未満、都市部の失業率を3%未満に抑制。
● 社会開発・医療:訓練済み労働者の割合を75.8%へ引き上げ、全市民への年1回以上の無料定期健康診断・疾病スクリーニングの提供。
2. 2026年上半期の経済実績
上半期、ハノイ市は以下の経済指標を達成し、回復基調を維持した。
● 域内総生産:GRDP成長率は前年同期比8.22%増。
● 国家予算歳入:約410兆ドン(約156億米ドル)に達し、年間目標の62%以上を達成。
● 公共投資:実行額は約64兆ドン(約25億米ドル)となり、首相から割り当てられた計画の53%以上を完了。
● 産業全般:工業、商業、サービス、観光業が順調に回復し、投資環境も改善。
3. 行政改革と中長期的な開発枠組み
第16期国会および各級人民評議会(2026-2031年任期)の選挙を経て、政治体制の刷新とインフラ整備が進められた。
● 行政区画の再編:行政効率化の一環として、村および居住グループの数を5,473から2,729へ半減。
● 首都法の施行:2026年7月1日付で「2026年首都法」を施行し、包括的な決議・決定パッケージを迅速に適用。
● 長期ビジョンの策定:ハノイ市の100年都市計画を発表し、将来的な発展に向けた新しい制度的枠組みと長期的な空間ビジョンを確立。
4. 幹部刷新と責任追及の徹底
タン書記は、トー・ラム党総書記・国家主席の指導指示に基づき、質の高い幹部陣の構築を強調した。
● 責任回避の排除:ミスを恐れて挑戦を避ける、または他部署に責任を転嫁するリーダーや管理職は直ちに更迭する方針を示した。
● イノベーションの保護:厳格な責任追及の一方で、公益のために主体的かつ革新的に行動する幹部は保護・奨励される。評価は具体的な成果、実質的な効率性、および市民の満足度に基づいて行われる。
● 今後の課題:上半期に一定の成果を上げたものの、市の潜在能力や競争優位性を十分に活かしきれておらず、一部のボトルネックの解消や企業・市民からの要望への対応に遅れが見られる点が課題として挙げられている。
