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2026.4.27

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バクホアサイン、1日平均4店舗のペースで急拡大:黒字化を達成

モバイル・ワールド(ベトナム最大手の小売企業)傘下の生鮮食品・日用品チェーンであるバクホアサイン(Bách Hóa Xanh)は、2026年第1四半期に黒字化を達成した。現在、1日平均4.4店舗という驚異的なペースで新規出店を進めており、通年での大幅な利益貢献が期待されている。


【財務実績:赤字脱却と収益性向上】
黒字化の達成: 2026年第1四半期の売上高は約13兆1,000億ドン(前年同期比19%増)を記録した。長年の課題であった利益面においても、同期で黒字を計上し、過去の累計赤字の解消に向けた大きな一歩を踏み出した。
・店舗レベルの収益: 第1四半期に新設された280店舗(北部18%、中部14%を含む)は、開店初月から店舗レベルでの営業利益がプラスとなっている。

【拡大戦略:北部進出と市場開拓】
出店加速: 2026年4月以降、わずか数週間で120店舗を新設している。大手都市における非正規市場(違法市場や臨時市場)の整理・削減が進む中、同社は2026年から年間1,000店舗の新規出店を計画している。
・通年目標: 2026年度、バクホアサインはMWG連結売上高の30%(約55兆5,000億ドン)、連結利益の約20%(約1兆8,000億ドン)を占める主力事業となる見通しである。

【将来の展望:IPOに向けたロードマップ】 
ファム・ヴァン・チョンCEOは、現在の優先事項はベトナム国内市場(市場規模約600億ドル)に全力を注ぐことであり、海外進出よりも国内シェア拡大を重視すると明言した。
上場計画: 2026年を将来の独立上場に向けた「極めて重要な年」と位置づけ、2028年の新規株式公開(IPO)を目指す。そのためには、成長を維持しつつ過去の累積損失を早期に相殺することが不可欠な条件となる。