2026年4月8日、ベトナム海外労働管理局(DOLAB:ベトナム内務省傘下で、国外への労働者派遣の管理・監督を行う国家機関)は、日本政府による「特定技能(SSW)」制度の拡大および新設される「育成就労(ESD)」制度に関する最新方針を発表した。これにより、ベトナム人労働者の日本での就業機会が大幅に広がる見通しである。
【特定技能(SSW)制度の拡充】
特定技能制度において、従来の16分野に「リネンサプライ」、「物流・倉庫」、「資源循環」の3分野が新たに追加され、計19分野となった
・既存の16分野: 介護、ビルクリーニング、素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業、建設、造船・舶用工業、自動車整備、航空、宿泊、自動車運送、鉄道、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業、林業、木材産業。
・制度の細分化: 2027年4月より、自動車整備や飲食料品製造業などの分野において、労働市場のニーズに合わせ、より詳細な職種区分への分割が実施される予定である。
【育成就労(ESD)制度の導入】
日本政府は、従来の技能実習制度に代わる新たな枠組みとして、2027年4月より「育成就労(ESD)」制度を開始する。
・対象分野: 介護、ビル管理、建設、造船、自動車整備、宿泊、農業、漁業、外食、木材、林業、製造業、鉄道、飲食料品製造、リネンサプライ、物流、資源循環の計17分野が承認された。
・目的: 外国人労働者が日本でスキルを磨きながらキャリアを形成できる、より体系的な環境を提供することを目的としている。
これらの政策更新により、ベトナム人労働者にとっての選択肢が多様化し、専門性を高めながら日本で長期的に活躍できる基盤が整うことが期待される。
