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2026.4.7

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レ・ミン・フン新首相が就任:制度の完備を最優先事項に掲げる

2026年4月7日午後、国会においてレ・ミン・フン(Le Minh Hung)氏が新首相に就任し、宣誓を行った。フン新首相は就任演説の中で、制度の構築と整合的かつ包括的な完備を新政府の最優先事項とし、国家開発のためのあらゆる資源を解放することを表明した。                    ※「制度の完備」は、法制度・行政手続き・政策運用の一体的整備を指す表現


【5つの重点的な施策方針】 
新首相は、2026-2031年任期における政府の運営について、以下の5つの柱を提示した。

「現代的・奉仕型」政府への変革と制度の抜本的改革 
制度構築を「最優先の任務」と位置づけ、行政手続きを徹底的に簡素化する。社会的なあらゆる資源を解き放つため、法規制の「ボトルネック」を即座に解消することを約束した。また、政府組織を「精鋭・簡素・強力」なものに再編し、各閣僚には「現代的な管理思考」による柔軟な運営を求めた。

歴史的な経済成長目標(GDP 10%以上)
2026年から2031年までの期間において、平均GDP成長率10%以上の維持を「発展への命令」として掲げた。これを達成するため、科学技術、イノベーション、DX(デジタルトランスフォーメーション)を主要な動力源とし、戦略的な自主性を高める。
・インフラと環境: グリーン転換と気候変動への適応を推進し、国家経済が主導権を握りつつ、民間経済を最も重要な原動力として位置づける。

徹底した分権化と公務員の質的向上
2025年7月からの地方自治体新体制(2段階制)の運用を加速させる。2026年を「地方公務員の質的向上の年」とし、行政の役割を「管理」から「奉仕・創造」へ転換する。「地方ができることは地方に任せる」という原則の下、分権を推進し、草の根レベル(社・坊)での自律性を促す。          ※「社・坊」はそれぞれ農村部・都市部の基礎自治単位を指す

社会基盤と人間への投資
「人間への投資こそが最も持続可能な投資」とし、教育の抜本的改革、ハイテク人材の育成、天才の重用を強調した。公衆衛生システムの強化に加え、「誰一人取り残さない」社会保障政策や、ベトナム文化のアイデンティティ確立も重要課題とした。                           ※「天才の重用」は高度人材・トップ人材の積極登用政策を指す表現

清廉な政治と責任の明確化: 汚職防止と浪費の撲滅を継続し、行政の規律を厳格化する。特に「責任逃れ」や「無関心」な姿勢を厳罰に処す一方で、「公共の利益のために敢えて行動し、責任を負う公務員」を保護するメカニズムを実質的に運用し、公務員の士気を高める。

フン首相は、ホー・チ・ミン主席の「政府は国民のためにあり、国民の利益に奉仕することのみを目的とする」という教えを強調、ベトナムを飛躍的な発展と繁栄の段階へと導く決意を表明した。