2026年のマクロ経済の安定維持とインフレ抑制を目的とし、ベトナム国家銀行(NHNN:英名State Bank of Vietnam(SBV)/ベトナムの中央銀行であり、通貨政策の策定や金融システムの監督を担う機関)は、国内の各金融機関に対し、金利水準を安定させるための同期的な対策を講じるよう要請した。
【金利安定化と市場規律の強化】
国家銀行は、政府および首相の指示に基づき、以下の重点事項を各金融機関および外資系銀行支店に求めている。
・金利水準の維持: 政府の指針に沿い、通貨市場を安定させるため、全システムで金利水準を一定に保つ対策を徹底する。また、預金金利の公表義務や上限金利に関する現行規定を厳守しなければならない。
・内部統制の強化: 違反行為を迅速に是正・処分するため、内部監査・管理体制を強化し、金利の不当な変動を抑制して金融秩序を維持する。
【情報の透明性と資金提供の最適化】 金融機関は、利用者(個人・企業)が融資を受けやすい環境を整えるため、自社ウェブサイト等での情報公開を義務付けられた。
・公開内容: 平均貸出金利、預貸金利差(スプレッド)、および各融資パッケージの適用金利などを透明化する。
・資金使途の誘導: 流動性と支払能力を確保した上で、融資資金を生産・経営活動、優先分野、および経済成長の原動力となる部門に集中させる。
【当局による監督体制】
国家銀行の各地方支店は、管轄地域の金融機関に対する指導を強化し、情報の透明性を維持させる。国家銀行本部は今後も市場動向を密接に監視し、金利政策の実施状況について検査・監督を強化する方針である。
